• A SEED JAPAN

    ESGウォッチプロジェクト

    ―その金融商品、本当にESG投資と言えるの?―

  • 私たちについて

    「その金融商品、本当にESG投資と言えるの?」

     

    私たちESGウォッチプロジェクトは

    ESG投資について若者視点で調査・啓発を行う、

    国際青年環境NGO「A SEED JAPAN」のプロジェクトの一つです。

     

    ESG投資とは、金銭的利益だけではなく、
     E:Environment(環境)
     S:Social(社会)
     G:Governance(企業統治)
    を意識した投資のこと。

     

    しかし投資信託商品の中には、

    気候変動対策やカーボンニュートラルを掲げたものであっても
    鉱物資源の採掘現場での人権侵害を指摘されているケースもあります。

     

    そのためESGウォッチチームでは、市民目線でESG投資の金融商品をウォッチし、
    ESGウォッシュ(名ばかりのESG投資)ではないか、を問いかけていきます。

     

    欧州等のESGウォッシュへの規制等を勉強するとともに
    日本の現状も整理し、政策提言を発表する予定です。

    インスタグラムでも活動中!

    ぜひご覧ください!

    アカウント:asj_esgwatch

  • 目標

      私たちは、長期的には
      「ESGウォッシュ(名ばかりのESG投資)が起こっている社会構造が改善され、
       私たち(市民・個人投資家)一人ひとりが、真にESGにかなう投資を行うことができること」を
      目指して活動しています。


      そのためには
      「市民一人ひとりがESGを判断できる知識を持つこと」が欠かせません。
      この実現に向けて2022年度は以下のことを目標に活動しています。

    1. オープン形式勉強会を開催して、参加者200人を目指す。  
    2. ESGウォッチ宣言を作成し、宣言者200人を目指す。SNSで拡散・展開しフォロワー200人を目指す。         
    3. 勉強会の開催を重ね、賛同者を増やしたうえでプレスリリースを発信する(年2回)。        

      あわせて、ESGウォッシュが疑われるファンド(投資信託)の改善を資産運用会社等に促すために、まず内部勉強会によりチームのESG知識を強化したうえで、以下の取り組み(下記1.~3.)を1つ以上行う予定です。

     

    1. 提言をつくる
    2. 公開質問状を送る
    3. 対話やキャンペーンをする

    以上の取り組みを通して、キャンペーンを展開していきます。

  • 活動実績

    勉強会の開催報告を掲載します。

    【開催報告:2021年11/20(土)】新プロジェクト始動!第1回 ESGウォッチ勉強会
    「それ、本当に『ESG』?」~正しくESG投資するための、ワカモノからの提言~

    2021年11月20日(土)、「それ、本当に『ESG』?」~正しくESG投資するための、ワカモノからの提言~と題して、
    第1回ESGウォッチ勉強会を開催しました。

    事務所と自宅からオンラインのハイブリット型での開催となりました。
    参加者はメンバーを除き、全部で7名でした。

     

    まずは、事前にinstagramで実施したESGについてのアンケート結果を共有しました。

    94人の学生からの回答結果です。「ESG投資を知っている」はわずか14%でした。

    また、今回の調査では“ESG投資をどこで知ったか”は「大学の授業」が33%と最も高かったです。

    まだまだ知られていないESG投資ですが、参加者にESG投資の説明と、世界のESG投資の推移などを紹介しました。
     

    続いて、「ESGファンドは本当に気候変動問題を解決するのか?」と題して、

    「気候変動対策」や「カーボンニュートラル」という言葉を冠した

    投資信託商品について調査した結果を発表しました。

    気候変動対策として良いイメージがあるバイオマス発電に問題点があることや、

    鉱物資源の採掘現場において人権侵害が起きていることを紹介しました。
    ESGに逆行する事業を行う企業が、ESGをうたう投資信託の銘柄に含まれている現状は、

    本来あるべきESG投資の姿ではないのではないか。

    そして、理想的なESG投資が行われていくように、一緒に社会を変えていく仲間を増やしたいと呼びかけました。

    最後に、質疑応答や参加者との意見交換を行いました。

     

    3人の発表がうまくつながるように勉強会全体の構成を何度も議論し、

    事前に考えた「寸劇」も成功し、小さな会ながら手応えを感じる勉強会でした。

    第2回は「ESGファンドとSDGs・気候変動」と題して、

    参加型のワークショップ形式で2月13日(日)に開催予定です。

    【開催報告:2022年2/13(土)】第2回ESGウォッチ勉強会報告「ESGファンドとSDGs・気候変動」

     ESGウォッチチームは、2022年2月13日、「ESGファンドとSDGs・気候変動」をテーマに第2回勉強会を開きました。

    参加者はスタッフを含め14人で、大学生や社会人、中には高校生など、さまざまな方に参加して頂きました。参加した動機についても、ESGファンドを勉強したい方や、環境問題に興味がある方、SDGsに興味があるといったようにさまざまでした。

    勉強会では、オープニング(団体紹介およびESGとは何かの説明)、グループセッション、全体セッション、質疑応答、クロージング(ESGウォッチからのメッセージ)、そして最後に交流会を行いました。

     

    1.オープニング:ESG投資って何?

     

     オープニングではA SEED JAPANの団体のミッションと行動指針を紹介しました。ESGという言葉を何となくは知っているものの、具体的な定義が曖昧という人もおり、投資、特にESG投資の重要性について説明しました。

    ESG投資とは、従来の財務情報に加えて環境・社会・企業統治の非財務情報も考慮した投資のことで、今後の投資に必要であると注目されています。近年はESG投資信託の設定数が増え、地球環境や社会問題に関心がある個人が気軽にESG投資をできる選択肢が広がった一方で、実態がESGと異なるものも存在する可能性があります。

    そこで、私たちESGウォッチチームは、人々が本当の意味でのESG投資をできるように、問題意識を持って行動していることを説明しました。

     

    2.グループセッション:“ESGファンド”の目論見書を読んでみよう!

     

     グループセッションでは、3つのグループ(A~C/3~4人ずつ)に分かれ、それぞれ異なるESGファンドの目論見書を「自分が本当に投資するとしたら」という目線で読み込みました。そして、「自分が本当に投資するとしたら」という目線でチームごとに気づいた点などを話し合いました。

    目論見書とは、投資信託について、投資判断に必要な重要事項を説明した書類のことで、食品の成分表示のようなものです。ファンドの目的や特色、手数料、運用実績などが記載されています。

     

     グループごとに話し合い、その内容を発表し共有することを通じて、参加者からは「自分のお金を投資信託で運用させるにあたって、倫理的に使われているかどうかを考えさせられました。今までは、銀行選びなどは、深く考えず、適当に選んでいましたが、ちゃんと選ぶことの重要性を、改めて実感しました。」、「運用額が想像以上に膨大な金額で、それはつまり、環境への影響もそれだけ大きいということだと思うので、よりしっかりと選ぶことが必要だと感じました。」といった声が寄せられました。

     

    3.全体セッション:実は自然環境に悪影響?

     そしてESGウォッチチームから、それぞれのファンドに含まれている企業が、実は自然環境に悪影響を与えていたり、労働者の人権侵害につながっていたり、様々な問題をはらんでいる事を紹介しました。

    例えば、かほ(ESGウォッチメンバー)は、グループAが見た「アムンディ・環境・気候変動対策ファンド」に関して、 

     

     「バイオマス発電は『バイオマス=カーボンニュートラル』という誤った考えに基づいた見かけだけの汚いビジネスである」というアメリカのNGO、Dogwood Alliance の主張を引用して、このファンドが抱えている問題点(ファンドのバイオマス発電関連の企業が含まれている点)について指摘しました。

     

     「バイオマス発電はCO2を排出しないもの」と思われている事が多いのですが、実際には発電の資源となる植物が吸収したCO2と同じ量を排出しており、さらには森林伐採や土壌浸食などの問題を抱える、といった内容を紹介しました。

    また他のファンドには、過去に人権侵害で告発されている会社や、動物福祉上の問題(動物を不当な扱いで飼育する、など)と関係がある会社がなど、さまざまな問題を抱える会社が存在していることが明らかになり、勉強会の参加者は、それぞれのファンドの問題点について理解を深めました。

     

    4.最後に:情報を鵜呑みにしない大切さ

     最後に、ESGウォッチチームの目標と正しくESG投資をするための提言を発表し、第3回勉強会が終了しました。

    私たちESGウォッチチームは、市民(個人投資家)がESG投資に関する十分な知識と金融リテラシーを身に着けること、目論見書に書かれている情報を全て鵜吞みにするのではなく、疑いの目を持って選択することが必要であると考えています。

     なお、勉強会終了後の懇親会には参加者のほとんどが参加しました。勉強会に参加したきっかけや自分の問題意識を語り合うことで一人一人のことをより知ることができ、交流の場になりました。

     今回の勉強会で、参加者にESG投資についてより興味を持ってもらえただけでなく、ESGウォッチチームにもさまざまな気付きをもたらしたという点で大きな意義があったと思います。